週末に、『ツナグ』という映画を見ました。
主人公は渋谷歩美(松坂桃李さん)。その祖母アイ子を樹木希林さんが演じていました。
映画の中で、祖母アイ子が何度か口にする「最上のわざ」。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、上智大学学長も務められたヘルマン・ホイヴェルス神父 (Hermann Heuvers)の随想選書『人生の秋に』からの引用ということを後で知りました。
樹木希林さんが朗読されたので本当に重みがありました。できれば映画の朗読を聞いて欲しいくらい。行間に込められているのは悟りでしょうか。深いなと思ったので、書き記しておきます。
最上のわざ
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう。
若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること。
老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために。
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minsyu34
京都にある終活情報発信基地「みんなの終活窓口」の終活コーディネーター。
保有資格:家族信託コーディネーター、2級ファイナンシャルプランニング技能士、年金アドバイザー、相続アドバイザー、終活アドバイザー、日商簿記3級など。終活に取り組むことで、これからの生き方を明確にし、今をもっと楽しんで欲しいと願っています。
未来を見つめた人生設計の足がかりとなる終活を一緒に始めてみましょう!
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